スイスのイケメンディレクターをハンティングなう。〜カンヌライオンズで、世界の若手に突撃インタビュー!(3)

カンヌライオンズから連日、体当たりインタビューをお届けしている村山&畠山です。今日は会場内にある、若手がたむろするヤングライオンズゾーンの隅っこで、ひとりMac bookを開いてミュージックビデオを見ていた男子に声をかけてみました!

――はじめまして! かんたんな自己紹介をお願いします。
「スイスのチューリッヒでディレクター/アートディレクターをしています、Mitch Bekkです。25歳です」

――Mitch君はフリーランスのディレクターなんですね!若いのにすごいな~。どんな作品をつくってるの?
「僕が企画・監督したインタラクティブ・ミュージックビデオ “Tell me what you see“を見てほしい!

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Tell me what you see

映像の途中にいろんな仕掛けがしてあって、インタラクティブに楽しめるんだ。「tease him」をクリックすると「牛乳の入った風船を投げつける」「ウィスキーボトルで殴る」などのメニューが出てきて、主人公の男をいたぶる方法を選べる。遊びながら音楽を聴けるんだよ」

――(その場で実際に遊んでみる)わあ、おもしろい!しかしこの発想は……まちがいなくドSだね……!
「いやいや、そういうわけじゃないけど(笑)」

――もしくは自分の願望?(笑)スイスの広告についても知りたいです。オススメを教えて!
「保険会社、CSSのCMを見てみて。映像の雰囲気がとてもいいんだ」

――毎日いろんなセミナーをやっているけど、参加してる?
「Arnold Worldwideがオーガナイズした「YOU NEED AN ENEMY」がおもしろかった!グラフィティ・アーティスト、シェパード・フェアリーの話には特にインスピレーションをもらったよ。

広告クリエイターの話だけじゃなくて、いろんなジャンルの一流のクリエイターの話が聞けるのもカンヌライオンズの醍醐味だよね」

――うんうん、わたしも行った!仮想敵を見つけることが力強いクリエイションにつながるっていうのにハッとさせられたね。さて、最後の質問です。今夜は何をする予定?
「もちろん、パーティに繰り出す予定だよ!」

――いいね!わたしたちもです。会ったら乾杯しよう!

人懐っこい笑顔と、(たぶん)サディストな内面のギャップが魅力なMitch君のポートフォリオサイトはこちらです。

ミュージックビデオについて熱っぽく語る様子から、ほんとうに自分の仕事が大好きなんだなあということが伝わってきました。

一週間にわたって開催されるカンヌライオンズ、そろそろ折り返し地点ですが 明日も突撃(予定)! どうぞお楽しみに。

【「カンヌライオンズで、世界の若手に突撃インタビュー!」バックナンバー】

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村山佳奈女
村山佳奈女(むらやま・かなめ)
1984年、東京生まれ。一橋大学を2留して卒業後、フリー(ライ)ターを経たのちに編集者、現在は外資系広告代理店に勤務(2年目)。賞罰ともにあまり無し。TBSラジオ「文化系トークラジオLife」crew。特技は金魚すくい。
畠山侑子
畠山侑子(はたけやま・ゆうこ)
大広 第1CD局BDC コピーライター・プランナー。1984年酒屋の娘として誕生。2007年SFC卒業後、大広に入社。プロモーション局を経てクリエーティブ局へ。2013年アドフェストにヤングロータス日本代表として出場、シルバーを受賞。その他の受賞歴はラジオ広告電通賞グランプリ、ACCブロンズ等。現在はPanasonic等を担当。特技は腹話術。


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